2025年5月23日(金)、G-SHOCKの最高峰“MR-G”のFROGMANに、新作「MRG-BF1000RG-3AJR」(税込572,000円)が登場した。精密な仕上げとISO規格200m潜水用防水仕様を持つ本格派ダイバーズモデルである本作。今回は、その魅力とディテールをたっぷりの写真とともにお届けする。
MRG-FROGMAN+ミリタリーテイストを狙ったモデル
初めに注目したいのが外装である。「MRG-BF1000RG-3AJR」のデザインモチーフは、アフリカ西部の熱帯雨林に生息する「ゴライアスガエル」。体長30cm以上、体重3kg、ジャンプ力が2mに達する個体もあるという、世界最大のカエルだ。そんなゴライアスガエルのカラーを引用したミリタリーテイストが本作の見どころのひとつだと思う。
まず目を奪うのはカーキ色デュラソフトバンド。このグリーンは、ゴライアスガエルの背中の色をイメージしたもので、本作にミリタリーのイメージを与える要素となっている。素材は耐久性を備えているフッ素ラバーを採用。非常に柔らかく、まるで手首に吸い付くように、柔軟にフィットする。
バンドの裏側は2本の溝が彫られており、排水を誘導すると同時にバンドのしなやかさを支えている。また、バンドと本体ケースは頑丈なシャフト接続。潜水中に衝撃を受けても安心なうえ、ラグ裏面のボタンを押しながらシャフトを引き抜くことで容易にバンドの着脱ができる。洗浄やメンテナンスが手間をかけずに行えるのが嬉しい。
遊環と尾錠の材質は、航空宇宙分野などで使われる64チタン(チタン合金)。アルミのように軽量ながら、純チタンよりも硬い。その分、加工が難しいのが難点。それでも本作の遊環と尾錠は、端々までシャープなエッジや、爪部分に至るまで丁寧にヘアライン仕上げが施されている。
時計の裏面にも注目しよう。「MRG-BF1000」シリーズのケースバックは、耐傷性が高いサファイアガラスをはめ込んだ純チタン製のスクリューバック。サファイアガラスのプレートに深みのあるグリーンを蒸着、FROGMAN定番のカエルのイラストや文字が緻密にレーザーで刻印されている。刻印がガラス内面で反射して二重(立体的)に見えるのはサファイアガラスの厚さを物語っており、装飾としても満足度が高い。
潜水以外のシーンでも「ダイブモード」を使いたくなる
さて、視線をダイヤルへと移そう。視認性の高い大型の時分針と立体的なアプライドインデックスには、ベージュのネオブライト(蓄光塗料)を塗布。これはゴライアスガエルの腹をイメージした色だ。なお、これらの蓄光塗料をより鮮やかに発光させるため、熟練職人の手塗りで塗膜を厚く仕上げているという。
秒針と3時位置のインダイヤル(曜日表示兼タイドグラフ兼モード針)の針には、カーキの補色に当たるオレンジを使用。視認性の向上とともにミリタリーのイメージを付加している。
機能としては、「MRG-BF1000」シリーズと共通。ダイブモード/タイドグラフモードをフルアナログで表示、海中でも潜水時間を確認できる高輝度LED(スーパーイルミネーター)などを搭載する。なお、ダイブモードとは潜水開始時から計測を開始することで、現在の経過時間を知るモード。一般的なダイバーズウォッチの回転ベゼル同様、ボンベ内の酸素残量の把握が命を分ける潜水時には欠かせない機能だ。
ダイブモード時には時分針が重なって見やすい1本の大型針となり、最長60分の経過時間を表示する(針の正転/逆転の切り替え可)。時分針、秒針、インダイヤルはそれぞれ別のモーターで制御、しかもデュアルコイルモーターなので針のリセットやモードの切り替えも早く、ストレスがない。
ダイブモードは、潜水以外の日常シーンでも活用できる。例えば、ショッピングセンターの1時間無料駐車場。入庫直後(エンジンを切って)から計測をスタートさせれば、ひと目で経過時間が分かる。また、仕事の会議時に使用すれば、経過時間とまとめに入るべきタイミングが視覚的にわかるので、スムーズな会議の進行に役立つだろう。
このダイブモードは、状況次第では潜水中でも充電できるタフソーラーや、常に正確な時間を表示するマルチバンド6対応電波時計、スマートフォン連携機能などとともに、電子制御で駆動するFROGMANならではの実用性であり、時計表現だ。日常シーンでも、積極的に活用していきたい。
そのほか、仕様の詳細については別記事『 G-SHOCK最上位シリーズ「MR-G」に世界最大のカエル“ゴライアス”をモチーフにした新モデル』をご覧いただきたい。
完成度の高さはお墨付きのMR-G FROGMAN。そのクオリティをそのままに、新たな個性をまとったゴライアスガエルモデルのデザインと質感を、店頭でぜひご覧いただきたい。
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